ビットコインとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

副業・資産形成
ジャッキー
ジャッキー

ビットコインってどんなコインなんだろう?

なんだか難しそうで分からないな・・・

ビットコインは世界で初めて誕生した暗号資産(仮想通貨)ですが、その仕組みや特徴はどのようなものでしょうか?この記事では、ビットコインの基本的な知識からメリットやデメリットまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

内容は以下の項目です。

ビットコインとは?
・ビットコインの定義や歴史、特徴を簡単に紹介します。

ビットコインの仕組みとは?
・トランザクション、ブロック、ブロックチェーン、マイニング、バリデーションなどの基本用語とその役割を説明します。

ビットコインのメリットは?
・個人間で直接送金できることや手数料が無料か格安であることなど、ビットコインが持つ利点を挙げます。

ビットコインのデメリットは?
・価格変動が激しいことや即時決済が難しいことなど、ビットコインが持つ欠点を挙げます。

ビットコインの購入方法は?
・ウォレットの選択や取引所への登録・入金・購入・送受信などの手順を紹介します。

ビットコインとは?

ビットコインについて、その定義や歴史、特徴などをわかりやすく解説していきたいと思います。

皆で管理する取引が自由な資産

ビットコインは、中央銀行や政府などの管理者が存在しない分散型のデジタル資産です。

インターネット上で直接取引ができるため、国境や時間帯を問わずに送金が可能です。

また、発行枚数に上限があるため、インフレリスクが低く価値が高まる可能性があります。

ビットコインの発想

ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトという人物の発想から始まりました。その発想は、ブロックチェーンという技術を用いて暗号資産の取引を記録する方法です。

ブロックチェーンとは、取引データを時系列につなげたデータベースで、世界中の参加者によって分散管理さ、不正操作や改ざんが防止されます。

ブロックチェーンについては初めて聞く方には、なかなか理解が難しい仕組みだと思います。
後ほど説明しますので、ゆっくりと理解していって下さい。

登場から現在まで

2009年1月からビットコインの取引が開始されましたが、当初はほとんど注目されませんでした。しかし2010年2月に最初の取引所が開設されると、徐々に人気が高まりました。

一年ごとの1ビットコインの値動きを見ると

2016年1月 約5万円

2017年1月 約11万円

2018年1月 約140万円

2019年1月 約40万円

2020年1月 約85万円

2021 年1月 約310万円

2022年1月 約470万円

2023 年1月 約250万円

以上のように価格が大きく変動していますが、長期的には価値が上がっていることが分かります。

ビットコインの仕組みとは?

ビットコインの仕組みはブロックチェーン技術を利用した仕組みです。その為、ブロックチェーン技術の説明になります。

ブロックチェーン

ブロックチェーンは、その名の通り、ブロックがチェーンのようにでつながっています。
そのブロックとは、データの塊です。
データの塊がチェーンのように連続してつながっている状態です。

このデータの塊は、ビットコインの取引の記録です。
取引の記録が取引の順番でつながっています。

次に、この『連続したデータの塊』はみんなで共有します。
その為、仮に誰かが改ざんしたり、データが壊れたりしても、
残りの人達の持っているデータがあるので、異変に気付き正しいデータが証明しやすくなります。

まとめると、全ての取引データが時系列で繋がっており、そのデータを共有、監視することにより不正を防ぐ技術を利用しています。

最後に、ブロックチェーンの3つの要素を載せておきますが、読み飛ばしても構いません。

①トランザクション:取引データ
ビットコインの送受信を記録したデータです。送金者と受取人のアドレスや金額などが含まれます。

②ブロック:取引データの塊
トランザクションをまとめたデータの塊です。約10分ごとに新しいブロックが生成されます。

③ブロックチェーン:データの塊が連結されたもの
ブロックを時系列につなげたデータベースです。ビットコインの全取引履歴が記録されています。

ビットコインの仕組み

ビットコインの仕組みを説明するのには、日常では使われない言葉が多いため、理解がし難い部分があります。

ビットコインが運用される仕組みについて説明します。

ビットコインは非中央集権型の運用がされています。
つまり、誰か一人や一つの組織が管理するのではなく、みんなで管理をします。

みんなで管理をするために、管理者にはメリットがあります。
メリットとして、ビットコインの取引を承認、検証した人には報酬が与えられる。
そのため、みんなが検証するので信頼が担保される仕組みとなっています。

もう少し細かく説明すると

ビットコインでは、世界中のノード(参加者)が、ネットワーク上でデータを共有します。

ノード(参加者)は、ブロックチェーンに新しいブロックを追加する作業(マイニング)や、ブロックチェーンの正当性を検証する作業(バリデーション)を行います。

マイニングは、ブロックの取引データを確定させる作業です。作業は、複雑な計算を解くことで、ブロックに対して署名(ハッシュ値)を付けます。

最初に計算を解いた作業者がそのブロックの採掘者となり、報酬として新規発行されたビットコインや手数料を受け取ります。バリデーション(検証作業)は、自分が持つブロックチェーンと他のブロックチェーンが一致しているかを検証します。もし不一致があった場合は、最も長く正当なブロックチェーン(最も多くの計算量が投入されたもの)に従って更新します。

このようにして、ビットコインでは分散型の合意形成システム(コンセンサスアルゴリズム)であるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)が実現されています。

以上がビットコインの仕組みの大まかな説明です。

ビットコインのメリットは?

ビットコインを使うメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

送金の自由度が高く手数料が安く済む
為替手数料も不要
発行枚数に上限があるため価値下落しにくい
セキュリティが高く偽造や改ざんがされにくい

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

送金の自由度が高く手数料が安く済む

ビットコインは、第三者を介さずに個人間で直接取引することができる仕組みです。

通常、銀行などの金融機関を介して送金する場合は、手数料や時間がかかります。

しかし、ビットコインではそのような中間業者が無いため、営業日などを気にすることなく、いつでも送金可能で、国を超えた送金も手数料が安く済みます。

為替手数料も不要

ビットコインは国や政府に管理されていないため為替手数料やレート差損などのコストが発生しません。海外にもビットコインで決済ができる店舗が増えているため、他国の通貨に両替しなくても旅行先で買い物をすることができます。

発行枚数に上限があるため価値下落しにくい

ビットコインの発行枚数は、2100万枚の上限が定められています。ビットコインは、マイニングによって発行されますが、2100万枚がマイニングされると、新しいビットコインは発行されなくなります。この上限があることにより、ビットコインの価値が下落しにくいと言われています。

セキュリティが高く偽造や改ざんがされにくい

前述したブロックチェーンの仕組みにより、ビットコイン偽造や改ざんが無いかを検証されています。

ブロックチェーンの改ざんが非常に困難な理由は大きく分けて二つあります。

改ざんしたブロックとそれ以降のすべてのブロックについて作り直す必要がある。
⇒各ブロックにはハッシュと言う、ブロックのデータの要約があります。
 そして、ブロックのデータの中には一つ前のハッシュデータが入ります。
 その結果、一つのブロックを改ざんすると、その後のブロック全てが違うハッシュとなり
 作り直しが必要となります。

分散管理のため一つだけ改ざんしても意味がない
⇒ビットコインは分散管理のため、自分一人が改ざんしても、他のブロックチェーンは変わらないので、改ざんされたものは不正とみなされ破棄されます。

以上二つの理由から、改ざんがされ難くなっています。

ビットコインのデメリットは?

ビットコインを使うデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

ボラティリティ(価格変動)が高い
国による保証がない
取引所の破綻リスクがある
取引は間違えても取り消せない
税金が雑所得で高い

それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

ボラティリティ(価格変動)が高い

ビットコインは、ボラティリティ(価格変動)が非常に高く、投機的な側面も強くなっています。

例えば、2018年1月に1BTC約140万円だったビットコインが、一年後の2019年1月には1BTC約40万円になりました。

ビットコインは、数ヶ月で何倍にも価値が変わってしまうことも珍しくありません。このような価格変動は、売却益を上げられるチャンスでもありますが、逆に大きな損失を被る危険性もあります。

国による保証がない

ビットコインは、中央銀行や政府などの中央機関によって管理されていない分散型の資産です。

それは先程挙げたメリットがある反面、デメリットもあります。

ビットコインは法定通貨ではないため、法的な保護や補償を受けることができません。

例えば、ビットコインを使って商品やサービスを購入した場合、消費者保護法などの適用範囲外となる可能性があります。

取引所の破たんリスクがある

ビットコインを購入したり売却したりするには、暗号資産交換業者(取引所)を利用します。

しかし、取引所には破たんやハッキングなどのリスクがあります。

例えば、2014年に日本で発生したマウントゴックス事件では、当時最大規模の取引所だったマウントゴックスがハッキングされ、約85万BTC(当時約500億円相当)の被害にあいました。

その結果、同社は破産し、多くの利用者が自分の預けたビットコインを失ってしまいました。

このように、ビットコイン自体は改ざんされにくい仕組みを持っていますが、取引所そのものがハッキングされるリスクがあります。

2023年現在の日本では、取引所に対して暗号資産の分割管理が義務付けられました

取引は間違えても取り消せない

ビットコインの取引はブロックチェーン上に連続して記録されています。

そのため、一度承認されると支払いや送金を取り消すことができず、詐欺やトラブルに遭っても返金を求めることができません。

また、ビットコインは匿名性が高く、取引相手を特定することも困難です。

ビットコインで取引を行う場合は、注意深く行動する必要があります。

税金が雑所得で高い

仮想通貨全般に言えますが、ビットコインで得た利益は『雑所得』となります。

雑所得は『損益通算が出来ない』『青色申告特別控除が受けられない』など、節税がし難く、結果、所得税が他の所得に比べ高くなる可能性があります。

以上がビットコインのメリット・デメリットです。

ビットコインを取り扱う際の参考にして下さい。

まとめ

ビットコインは世界で初めて誕生した暗号資産(仮想通貨)です。

ブロックチェーンという新しい仕組みにより生み出された、一つの大きな管理者を持たない資産です。

しかし、ビットコインにはメリットだけではなくデメリットもあります。

ビットコインを取り扱うには、そのリスクや注意点を十分に理解しておく必要があります。

ビットコインに興味のある方は、最新の情報や動向にアンテナを張っておくことをおすすめします。

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